訪日外国人を案内するなら、浅草寺・観光案内情報
今回紹介するのは、東京観光の定番中の定番、台東区浅草にある浅草寺(せんそうじ)です。
まずは観光や案内をする上で歴史に触れておきたいと思います。
歴史
・628年、漁をしていた兄弟が投網をしたら網に観音様の仏像が網に入っていて、その仏像を家に奉安し、出家した兄弟が自宅を寺にしたのがはじまりと言われている
・1041年、地震により倒壊
・1649年に完成した本堂
・1923年、関東大震災に見舞われる、本堂は奇跡的に無事だったが仲見世(雷門から本堂までの商店街)が壊滅
・1945年、東京大空襲によって本堂は焼失
・1958年、鉄筋コンクリート作りで本堂は再建された
・記録によると現在に至るまで20回近い再建が行われた
・2009年、約2年近くの歳月を掛け、平成本堂大営繕(へいせいほんどうだいえいぜん)と銘打ち、屋根瓦の葺き替え(ふきかえ)が行われました(50年ぶり)この時使われた瓦はチタン製で総重量が15トン、屋根の総面積は約3000平方メートルだったそうです、
ちなみにチタンにした理由は重さが1/5程度に抑えられ、地震対策との事、日本は地震大国と呼ばれる程地震が多い国なので、対策は必須ですね。
観光情報
まず見えてくる巨大な雷門、写真スポットです
雷門

平日だったのですが物凄い混雑していました。

雷門の提灯の下を覗いてみると龍の絵が施して有りました。
宝蔵門(ほうぞうもん)
雷門をくぐり、仲見世をまっすぐ行くと宝蔵門(ほうぞうもん)という立派な門が有ります、雷門と宝蔵門併せて写真は取っておくのがオススメです。
宝蔵門の左右には仁王尊像が立っています、その為元々は仁王門(におうもん)と呼ばれていました。

おおわらじ
宝蔵門の裏にはおおわらじが有ります
・高さ、4.5m
・幅、1.5m
・重さ、500kg
このおおわらじは仁王様のお力を表しているもので、魔除けで使われています。


本堂(観音堂)
宝蔵門を通ると、いよいよ本堂が見えてきます。

参拝する際、参道の真ん中は神様の通り道なので、左右どちらかの端を歩きましょう。
お水舎(おみずや)

お水舎の天井には立派な龍が描かれています

お参りする前に身を清めます。
まずはお水舎に行き、右手を使い柄杓(ひしゃく)で水をすくい、左手を清めます。
次に左手に持ち替え右手を清めたら、また右手に持ち替えて左手に水を溜め、口を清めます。
最後に残った水で柄杓の持つ部分を清めたら元に戻します。(柄杓で直接口を清めるのはダメです)
身を清め終えたら参拝しましょう!
常香炉(じょうこうろ)
浅草寺に入るとまず目に入ってくる、煙がもくもくと立ち込める巨大な火鉢の様な物、常香炉が有ります。
常香炉から出てくる煙は体の悪い所を良くしてくれると言われていますので、是非香りを楽しむと共に自分の体の悪いところに煙を浴びましょう

線香を購入して七輪で火を付けてから常香炉に入れる事もできます。

おみくじ
浅草寺のおみくじは、凶が出やすいという噂が有ります。
凶が出る確率は30%程度と言われており、元々おみくじは吉が出やすい様になっているので、凶が出たら逆にラッキーかもしれません。
参拝の際は是非チャレンジすることをオススメします!

ちなみに引いてみたら吉が出ました。
イベント・行事など
・四万六千日(しまんろくせんにち)7月9日・10日
7月10日が一年で一番ご利益がある縁日とされていて、この日に参拝すれば46000日(約126年)分のご利益が得られると言われています。
7月10日より早く参拝したい人達が集まったので7月9日と10日が両日が縁日となりました。
掛かる費用・料金・その他
・おみくじが100円
・お賽銭
・御朱印は300円、影向堂(ようごうどう)で頂けます、受付時間は8時〜17時まで、影向堂は浅草寺正面向かって左に有ります。
・wi-fi環境なし
・サポートされているメニュー言語、英語、韓国語、中国語
住所・アクセス
〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
都営浅草線:浅草駅A4出口、徒歩5分
東京メトロ銀座線:浅草駅1番出口、徒歩5分
6時〜17時まで開門(正月、法要時除く)、10月〜3月は開門時間が6時30分
境内は24時間出入り可能
境内観光情報
浅草寺境内にはまだまだ見れる所が沢山あります!
・五重塔(ごじゅうのとう)
・銭塚地蔵堂(ぜにづかじぞうどう)
・淡島堂(あわしまどう)
・伝法院(でんぼういん)
・鎮護堂(ちんごどう)
・弁天山(べんてんやま)
・駒形堂(こまがたどう)
・待乳山聖天(まつちやましょうでん)
・遍照院(へんじょういん)
終わりに
日本の文化が一番感じ取れるお寺などのスポットが多数あり、費用も特に高額な物がないので訪日されている方への案内などにも大変オススメできるスポットですのでこれを機会に案内場所の候補に上げてみてはいかがでしょうか?
ではまた次回!